BtoB LP」「BtoB LP制作」で検索して情報収集する方向けに、
定義 → 顕在層攻略 → ワイヤーフレーム → 費用相場 → 制作フロー → 成功事例 を一気通貫で解説します。


1. BtoB LPとは? — BtoC LPとの3つの違い

  1. 意思決定プロセスが長いため、導入事例・数字で説得力を補強する必要がある。
  2. CVポイントが多段階(資料DL・ウェビナー申込・無料相談など)。顕在層/潜在層で CTA を出し分ける。
  3. 閲覧環境はデスクトップ優位。図表や比較表で情報量を担保できる。

2. まずは顕在層を狙う — 成果最速化の鉄則

弊社 FIELD-X の BtoB 集客ノウハウは「まずは顕在層を狙う」ことから始まります。

  • デザインより訴求が先 ── LP の勝敗を決めるのは 装飾 ではなく 検索広告で狙うキーワード
  • キーワード=顧客の頭の中 ── 例:「導入事例 制作 料金」 のように課題が顕在化した語句を捕捉すると、説得コストが激減します。
  • 最小コストで最大パフォーマンス ── 顕在キーワードを一点集中 → そこへ広告投下 → 訴求特化 LP を制作。
    FIELD-X では制作費 20 万円台で高CVを達成しています。

Tip: ブランディング目的の潜在層 LP は後回し。まず顕在ニーズ × 高濃度訴求で利益を生み、得た収益をデザイン刷新へ投資するのが最速・最安ルートです。


3. 成果を出す標準ワイヤーフレーム(9ブロック)

顕在層キーワードで流入したユーザーは「解決策と証拠」を最優先で探します。したがってヒーロー → 実績 → CTA を短い導線で設計することが重要です。

  1. ヒーローセクション(数字 × ベネフィット)
  2. 導入文(ペイン共感)
  3. 解決策の提示
  4. サービス特徴 3–5 点
  5. 実績・導入事例
  6. プラン/費用
  7. CTA①(フォーム誘導)
  8. FAQ
  9. CTA・フォーム②資料請求型・問合せ獲得型

4. BtoB LP制作の費用相場

価格帯 主な内容
~10万円 テンプレ流用・デザイン簡易
10〜30万円 構成+デザイン対応、納期 2 週間前後
30〜60万円 戦略設計/AB テスト台本込み
60万円~ コンサル伴走+運用代行付き

※国内制作会社 30 社の公開料金を平均化したレンジ。格安プランは戦略設計や運用サポートが別料金の場合が多いので注意しましょう。


5. 制作フロー & 運用で失敗しないコツ

  1. 顕在キーワード選定 ── キーワードプランナーで 月間検索数 10〜100 のニッチ語を抽出し、CPC・競合度を確認。
  2. 構成案 & ワイヤーフレーム ── 決裁者を早期に巻き込み合意形成。
  3. コピーライティング ── 数字・権威・事例を均等配置。「導入事例 9 万円〜」など具体値で訴求。
  4. デザイン & コーディング ── 訴求優先で最小限の装飾に留め、成果確認後にリッチ化。
  5. 初期 AB テスト ── ヒーロー見出し × CTA ボタン色を複数パターン検証。(広告見出しのテストが先)
  6. 運用改善 ── キーワード単位で CVR を分析し、高成約語に広告費を集中。

6. 成功・制作事例10選(ヒーロー/コピー/CTA 分析)

以下に紹介する事例はいずれも弊社のお客様事例です。

①BtoB向けの格安LP制作サービスのLP

弊社(フィールドエックス合同会社)の事例です。

  • ヒーロー:「BtoBでも格安で成果保証」+料金明示
  • コピー: 失敗事例 → 独自テンプレの流れで差別化
  • CTA: 資料DL+無料相談+追従ボタン

②導入事例の制作代行サービスLP

弊社(フィールドエックス合同会社)の事例です。

  • ヒーロー:「導入事例 1 件 9 万円〜」の料金訴求
  • コピー: サンプルスライダーで成果を可視化
  • CTA: 資料DL+個別相談で温度別対応

③社労士顧問サービスのLP

FMP社会保険労務士事務所様の事例です。

  • ヒーロー:「月1万円〜の社労士顧問」価格インパクト
  • コピー: 助成金対応・クラウド勤怠導入など具体支援
  • CTA: 無料相談フォームをファーストビューに配置

④エンジニア新人研修サービスのLP

ビジネススキル教育研究所様の事例です。

  • ヒーロー:「わずか2日で未来のマネージャー育成」
  • コピー: 技術だけでは伸びない痛点を訴求
  • CTA: 資料DL&無料相談をセクション毎に設置

⑤企業向け周年イベント支援サービスのLP

ビジネススキル教育研究所様の事例です。

  • ヒーロー:「周年イベントで売上最大化」を宣言
  • コピー: 企画〜アフターフォローまでワンストップ
  • CTA: 詳細資料DLに一本化

⑥製造業特化のPRサービスのLP

インフォデザイン様の事例です。

  • ヒーロー:「製造業特化 PR」で専門性訴求
  • コピー: PR の壁 3 つ → 解決策を提示
  • CTA: 資料請求/無料相談+電話番号常時表示

⑦採用動画制作サービスのLP

株式会社Take Three様の事例です。

  • ヒーロー:「応募が集まる 採用動画制作」+
    求人票では見えない 『職場のリアル』 を伝える訴求
  • コピー: 「応募が集まらない」「ミスマッチが多い」「面接辞退が多い」 など採用課題を提示し、
    動画が テキストの5,000倍の情報量 を届けるメリットを具体例で解説
  • CTA: ファーストビューに「資料請求」と「個別相談」の2ボタンを常設。
    中盤以降で毎月3社限定 “動画コンテ” 無料作成をフックに再度誘導

⑧セミナー企画プロデュースのLP

株式会社ダブルエム様の事例です。

  • ヒーロー:「年間 100 件超」× 著名講師で権威付け
  • コピー: 集客・運営をフルサポートする成果重視
  • CTA: 資料DL+30 分無料相談

⑨伴走型DX支援サービスのLP

株式会社変革支援パートナー様の事例です。

  • ヒーロー:「マッキンゼー出身 × AI ツール」で信頼感
  • コピー: 紙業務 → DX 事例で解決証明
  • k: セミナー録画+資料DL+無料相談

⑩楽天プロモーション支援のLP

株式会社Entame様の事例です。

  • ヒーロー:「売上 3〜10 倍」「月 10 万円〜」を同時提示
  • コピー: EC 運営リソース不足の痛点を具体化
  • CTA: 売上アップ診断フォーム+無料相談


7. 制作会社の選び方 5 ポイント

  1. 業界実績 ── 自社業界(SaaS/製造業など)の LP 事例が豊富か
  2. 戦略設計力 ── キーワード調査・ワイヤーフレーム作成を担う体制があるか
  3. 運用サポート ── LP公開後の AB テストや広告運用まで伴走できるか
  4. 価格の透明性 ── 見積に工数内訳・修正回数が明示されているか
  5. コミュニケーション ── 専任担当者が付き、レスポンスが早いか

8. KPI & CVR ベンチマーク(2025 年版)

  • 平均 CVR: 2〜3%(検索流入/LP 全体)
  • 広告流入 CVR: 3〜5%(一般キーワード)、8〜12%(指名キーワード)
  • リード品質指標: MQL 30%以上、SQL 15%以上
  • Core Web Vitals: CLS < 0.1、LCP < 2.5 秒

まずは業界平均+20% を初期改善目標に設定し、ヒーロー見出しと CTA を中心に AB テストを回すと ROI が見えやすくなります。


9. BtoB LP制作に関する FAQ

制作期間はどのくらい?
素材が揃っていれば3〜4 週間、企画からの場合は 6〜8 週間が目安です。
文字数の目安は?
ヒーロー直下 250 字前後、全体で3,000〜5,000 字が平均です。
SEO と広告 LP は同じで良い?
検索流入向けは課題啓発+低ハードル CTA、広告流入向けは価格・事例濃度高めが鉄則です。
スマホ最適化は必須?
BtoB でも閲覧の35〜40%がスマホ。タップ CTA と可読性を最優先に設計しましょう。



10. 公開前チェックリスト(10 項目)

  • ヒーローに数字 × ベネフィットを盛り込んだか
  • CTA が冒頭/中盤/終盤の 3 箇所以上にあるか
  • CV ハードル別に低・中・高のアクションを用意したか
  • 一次情報(KPI・顧客コメント)を掲載したか
  • フォーム項目は3 つ以下か(姓・名・メール推奨)
  • スマホ幅でLCP < 2.5 sになっているか
  • GA4 / ヒートマップツールを実装したか
  • 構造化データ(FAQ・Breadcrumb)を設置したか
  • 初期 AB テスト案を公開後 2 週間以内に実施予定か
  • プライバシーポリシー・利用規約リンクをフッターに設置したか

まとめ:顕在層 × 訴求特化で最速 ROI を実現

本ガイドでは、まず顕在層を狙うという FIELD-X 独自のノウハウを軸に、BtoB LP 制作の全手順と成功事例 10 選を紹介しました。

ステップ 1: 顕在キーワードを一点集中
ステップ 2: 訴求特化 LP を最小コストで制作
ステップ 3: ヒーロー & CTA から AB テストを開始

この 3 ステップを実行すれば、短期間で成果を検証しながら LP を拡張できます。まずはヒーローコピーと CTA ボタンのテストから始めてみてください。